大学院進学、いつから準備すべきか
学部卒業後に大学院進学を考えているなら、出願時期よりもずっと前から準備を始めるケースが多くあります。関心のある専攻分野をまず絞り込み、その分野でどのような研究が行われているかを継続的にチェックすることが第一歩です。大学院の出願には通常、学業成績証明書、自己紹介書または研究計画書、推薦書、語学能力の証明など、複数の書類が併せて必要になります。書類ごとに準備にかかる時間が異なるため、出願する学期が近づく前に全体のリストを整理しておき、一つずつ準備を進めていく方法が役立ちます。特に推薦書は、書いてくださる教授と事前に相談する時間が必要なため、最初に取りかかるべき項目の一つです。
指導教員・研究室はどう探すのか
大学院課程、特に研究中心の課程では、共に学ぶ指導教員と研究室を探す過程が、学部への出願と大きく異なる部分です。関心分野の論文や学会資料を調べながら、どの研究室が自分の関心に合うかを見ていくのが一般的な出発点です。気になる研究室を見つけたら、その研究室の最近の研究の方向性や募集の有無を確認し、必要であれば丁寧な問い合わせメールを送って、コンタクトを取ってみることができます。その際は、自分が関心を持つ研究テーマと、これまでの学業・研究の経験を簡潔にまとめて伝えるとよいでしょう。研究室ごとに雰囲気や指導方式が異なるため、可能であれば複数の研究室を並行して比較してみるほうが、慎重な選択につながります。
学部課程と異なる点
大学院課程は学部と比べて、授業よりも個別の研究やセミナーの比重が大きくなる傾向があります。決められたカリキュラムに沿って進むというより、自ら研究テーマを設定し、進捗状況を指導教員と定期的に議論する形で学習が進みます。発表やディスカッション、論文執筆など、文章力とコミュニケーション能力が重要になるのも特徴です。留学生であればさらに、学事日程、登録手続き、支援制度などが学部課程と異なる形で運営されている場合があるため、関心のある大学院の国際交流課や学科事務室を通じて、詳細を個別に確認してみるとよいでしょう。
