推薦書の依頼と準備

    推薦者の選定基準

    推薦書は、志願者の学業に対する姿勢と潜在力を示す重要な書類です。推薦者は、成績表や自己紹介書だけでは伝えにくい一面を、具体的なエピソードで説明できる人であるべきです。単に肩書きの高い人よりも、実際に一緒に授業やプロジェクトに取り組み、志願者をよく知っている人を選ぶのが望ましいでしょう。

    • 担当教授、指導教員、実習・インターンの指導者など、学業や活動を直接見てきた人
    • 志願者の強みと成長の過程を具体的に記述できる人
    • 推薦書の作成に時間を割く意思のある人

    依頼の時期と方法、必要な情報の提供

    推薦書は作成にかなりの時間を要する書類であるため、出願締切日より十分に前もって依頼するのがよいでしょう。急な依頼は推薦者に負担をかけ、推薦書の完成度にも影響しかねません。対面またはメールで丁寧に依頼しつつ、推薦者が引き受けるかどうかを気兼ねなく判断できるよう、余裕を持って打診する姿勢が必要です。

    依頼する際は、推薦者が文章を書きやすいように、必要な資料を併せて渡します。

    • 履歴書または自己紹介書、成績関連の資料
    • 志望するプログラムの目的と志望動機の要約
    • 提出方法(オンラインシステム、書面など)と締切日
    • 強調してほしい経験や強みについての簡単なメモ

    締切管理とお礼の挨拶

    推薦書が提出されたかどうかは、志願者本人が定期的に確認する必要があります。締切が迫っている場合は、催促する印象を与えないよう、丁寧な言葉で進捗を伺うのがよいでしょう。複数件を同時に依頼した場合は、各推薦者の提出状況を個別に記録しておくと混乱を減らせます。

    推薦書が提出された後は、必ずお礼を伝えます。短いメールやメッセージでも十分であり、結果が出た後にあらためて報告すれば、良好な関係を保つのに役立ちます。こうした礼儀は、今後別の機会にまた推薦をお願いできる信頼関係へとつながります。